事例報告

影響力ある風ブログ

「See Through」がやばくてアザトカワイイとか言ってられない

日向坂461stアルバム「ひなたざか」リード曲の「アザトカワイイ」の秋元康先生の手癖で出来てるじゃんとか「この夏をジャムにしよう」の歌声が初々しすぎておじさんになったとか色々あるんですけど「See Through」がとんでもない力作で凄い。

 

See Throughは透けて見える、透き通るようなみたいな意味なんですけどこの曲、人の心を透視できるようになった子が大好きな人の心の内を覗いてしまう…という感じの曲で知りたくなかったことを知ってしまうことへの葛藤を等身大で描いてる。

 

まずゴリゴリに決まってるサウンドとメロディにバッチリ当てはめられた歌詞に今までの曲とは何かが違うことを感じさせられる。「パパとかママとか妹、友達とにかく誰だって」がめちゃくちゃ気持ちいい。韻を踏んでるわけじゃないのに気持ちいい。

 

そして秋元康先生が描く「僕」は主観がキモ…というか「君のこういうとこがカワイイし魅力なんだよ…(直接伝えてない)」「君が存在しているだけで幸せなんだ…(ほんまにそうか?)」「僕は君に見てもらえなくても充分なんだ…(ほんまにそれでええんかお前ぇ)」みたいな感じなんですけど「私」の主観で描く先生の歌詞は1000%美しくて綺麗。そりゃ僕もあんなキモイ感じになるわ。

 

「私」は好きな人の心を覗いてしまい私のことをどう思っているか知ってしまう。そのことに彼女は思い悩む。知りたいけど知りたくない、自分の気持ちに「未開封」とつけて閉じる。自分が分からなくなれば、分からないままにすればこの恋は恋のままなのでは?と思ったのだろうか。そして相手には自分が見たものを覆してほしいと思うようになる。この恋が実らない事実。この恋が実って欲しい願望。

 

 

 

 

 

とかなんとか書いてきたけど「See Through」を聴け!歌ってるのは今までシングルのセンター張ってきた小坂奈緒と日向坂の中で最も「哀」「陰」の適性が高い金村美玖!!なおみくの波動を感じろ!!!以上!!!!!