今という夜を忘れない「MISICDAWN」感想
10月31日、11月1日アイドルマスターシャイニーカラーズ有料配信ライブ「MISICDAWN」が開催された。
シリーズ初の無観客配信となった今回、「音楽の夜明け」を掲げ音楽番組と題して行われた。三浦大知が配信ライブで森の中でライブしていたように配信することを逆手にとったコンセプトは個人的に好みだ。
1日目MCの津田健次郎氏の「MISICDAWN!!!」の迫力にたまげた話はともかくほぼ1年振りにパフォーマンスを見たのだがしばらく見ないうちにすごく成長したな…。とついついプロデューサー目線となっていた。
ストレイライトのバチバチに決まったカッコいいパフォーマンス。アンティーカの美しさ。アルストロメリアの見ているこちらが笑顔になるパフォーマンス。見てて楽しい放課後クライマックスガールズ。終始安定してたイルミネーションスターズ。どのユニットも以前より洗礼されており目を見張るものだった。
そして初めてステージに立ったノクチルのライブ演出は素晴らしいものだった。ユニットのテーマと重なる二日目の演出は言葉にならない感動ものだ。
最後に全員で披露された「シャイノグラフィ」空をキャンパスにして自分の未来を描いて進もうと前向きな気持ちになれる一曲だ。アイドル達の衣装も皆同じになりユニットが違えども向かう先や思いは一緒なんだと思わせてくれる。
そしてラストに画面いっぱいに写しだされた「光空記録(My shinography)」の文字。
昨今の世界情勢を受けて様々なことが影響を受けた。イベントの中止、外出の自粛など書ききれない程世界は一変したわけで。シャイニーカラーズも例外じゃない。
この世界の状況をシャイニーカラーズは「夜」と称して「音楽の夜明け」をテーマにしたんだとなんとなく思っていたんですけど画面いっぱいに写しだされた「光空記録(My shinography)」を見て少し違うなと思った。
「MISICDAWN」でしか見られない演出としてドローンからの空撮やユニット混合メドレーなどあったけど一番グッときたのがノクチル。彼女達のシナリオを読んでから見ると今回の「観客のいないなかで歌う」ことが大きな意味を持つようになるんですよ。それは集客してのライブができないから出来たことでもあるように思えて。今しか見れないものを見れたって思えた。それだけでこのライブを見て良かったなと思う。
そんな気持ちを「シャイノグラフィ」は肯定してくれたような気がしたんですよね。
「誰のものでもない 瞬間を新しく記していこう 光空記録(My shinography)」
今辛くて苦しいことばかりだけどそんな「夜」で出会えた楽しいことを夜が明けても忘れたくない。自分の中の光空記録にこの事を記そうと思います。